この本は
10年くらい前?
いや、。もっと前かな!?に古本で購入した
なんと!
昭和52年(1977年/45年前)に発売された
「おうちパン」
家庭製パンの本なのですよ^^
少なくとも私が子供の頃に
身近でパンを作られているママたちには
出合った事がなかった時代💦
当時はどんな「おうちパン」が
焼かれていたのだろうか??と
そんな興味が際だち購入したのを覚えています(*`艸´)
しかも著者は電子工学エンジニアの方で
畑違いにも思える方が
こんなに昔に「家庭製パン」の本を!?っと
驚きつつ!
ただのレシピ本ではないところが
まさに私のツボ!!笑
もちろん購入当時には
既に絶版。
この製法は著者の名前からつけられていて。
特許も取得されているそうな。
さてさて、。
この本には当時でも
「2時間ほどで焼き上げる」
という今でいう”時短パン”とも言えるかも?
そして1回目はほぼ「ヘラで数分混ぜるだけ」の
こちらもまた今どきによく聞くような。笑
昭和の”捏ねないパン”とも言える??
しかも45年前に??
っと驚きの本。
詳細は割愛しつつも
ざっくり私の理解を含めて言うと
・仕込む粉の一部と全量の水
砂糖とぬるま湯などを入れヘラで混ぜつつ。
高温で保つ。
(天ぷらの衣のようなドロドロの生地状態)
粉に対して十分過ぎるお水の量と温度!
これで発酵と水和を進ませるという事♪
そして15分ほど時間を置く!
(パンチで繋ぐようなイメージ?)
・そして2回目の捏ねで
残りの粉と
発酵やグルテン形成を阻害する材料を入れる。
もちろんこういった書き方がされているワケではなくて
今でこそ表現方法や
言い方は変わってはいるけれど、。
現代も全てではないにしろ
普通に通ずる、使われる理論部分も多く
こういった方法が45年前
昭和52年に既に
家庭製パンでやっていた方がいたんだなぁと。
驚いたのを覚えています。
※この製法は実は有名なのか??
検索すれば今でも詳細情報は公開されつつ
でてくるようです。
日本ニーダー㈱など、。
(私もニーダー持ってる。笑)
なので今回私もブログの記事にさせて頂きました。
時短パン&
捏ねないパン作りの元祖的?印象です^^
実際この先生が元祖だったかは
定かではないものの
まだ家庭製パン
「おうちパン」が一般的では無かった時代。
発酵器はもちろんオーブンでさえ
一般的では無かった時代。
それでも家庭でパンを焼く!
できるだけ簡単に^^
そこから生まれた製法だと思うんです。
今に通ずるところがありますね。
つくづくね。
こういった初めて?の方が凄いのであって!!
のちのちの
時短パンや、捏ねないパンの製法は
おそらくきっと似たりよったりで
低温長時間発酵しかり
冷蔵発酵しかり
微サフしかり
凄い方たちの発想やはじめた製法や
それを裏付ける理論を
私たちは学ばせて頂きつつ
取り入れさせて頂いているだけなんだなぁと
以前ね
”冷蔵発酵”は「私たちがはじめたのだから
特許をとっておけば良かった…」
…っと言っていたパン屋さんが
実際いたものの💦
多分はじめて!っと思っているのは
実は自分たちが知らないだけで、。
それはきっと昔から
日本のどこかの誰かや
世界のどこかでは普通にやっているかも??
なんて事も…往々にしてあるのではと…
つまるところは誰が一般的に広めたか?
広める事ができたか?
なのかも知れないとも感じつつ…
改めて思い出した
懐かしく貴重な45年前の本でした^^
私でさえ小学校に上がってないもんね(*`艸´)
Source: パンが主役の”ものづくり”
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