唯一無二。
パッとしないお天気で、気温も低めでちょっと肌寒かった一日。明日は霙か?というぐらい雨で寒い予報。またダウンコートの出番なのかな。
そんな中、春の天婦羅が食べたくなってお出かけ。向かったのは、門前仲町にある、みかわ是山居(ぜざんきょ)。「天婦羅の神様」と言われている早乙女哲哉氏のお店です。一度はみかわで食べみたい、とずっと思っていましたが、超人気店なので予約がなかなか取れませんでした。でも、このコロナ禍。ぐっと予約が取りやすくなり、たまたま見てみると席に余裕があったので、
これはチャーンス!!
とばかりにポチリ。行ってみることにしました。
駅から5分ほど。住宅街にあり、なかなか趣のある建物です。少し早い時間に到着すると待合室に案内されて、そこには美術品の数々が展示されていました。私には全く価値がわかりませんが、こだわりを強く感じました。
準備ができると、順次カウンター席へ。カウンター席は9席のみ。揚げ場には件の早乙女氏がスタンバイしていて、横にはアシスタントが一人。大将自らに揚げてもらえるとあって、期待値MAXです。
メニューです。
メニューはこのお任せ一本のみ。旬の野菜、旬の肴以外はオールシーズン固定のようでした。
お料理は一斉スタート。ワクワクです♪
予め席にセッティングされていた前菜。右から、穴子の佃煮、わさび菜のお浸し、田楽豆腐。穴子が苦手だったんですが、山椒が効いていて食べられました。わさび菜はピリッとした辛さがよく、豆腐田楽も豆の味わいが濃く、味噌とよく合っていました。
そして、最初の車海老の登場。
車海老。まっすぐに揚がった天婦羅は見るからにとっても美味しそう♪
では、実食!!
最初はまず塩で。衣は不均等についていて、薄いところとぽってりとついているところがありました。揚げ方はかなりカリッとしたタイプなのに、中はほんのりとレア気味。この絶妙な揚げ具合が流石!海老の甘みが引き立っていて、最初から衝撃的でした。
2匹目は天つゆで。この天つゆがまたスゴイ!甘すぎず、辛すぎず、大根おろしと一緒に食べても薄まった印象を与えません。揚がった天婦羅をさらに美味しく引き立てていて、素晴らしかったです。
大好きな海老足。カリッと揚がっていて、塩で食べたら最高でした。
鱚。外側はカリッとしていて、中の実はふっくら♪いくらでもイケそうでした。
すみいか。夏はアオリイカに変るようです。イカはあんまり得意でないのでパスしようと思ったんですが、折角なのでちょっと食べてみたら、
ウマッ!
すっごく柔らかく、え?イカってこんなに柔らかかったっけ?ってもうビックリです。ちょっとイカの概念変わったかも。
もう一つは天つゆで。天つゆの方が個人的には美味しかったです。
海老真丈と湯葉のお吸物。ちょっと箸休め的に出てきました。海老真丈は小さいけど海老の甘みがしっかりと合って美味しい♪湯葉も久しぶりでした。ただ、吸地がアカン・・。出汁の取り方にちょっと問題ありです。ここはやっぱり日本料理店には敵わなかったか。
雲丹の大葉巻き。雲丹は苦手なのでパス。ツレに献上。とろり、とした雲丹が美味しかったそうです。
たらの芽。春の山菜が出てきた~♪ほろ苦さがいいですよね!もう一つぐらい山菜出てくれると嬉しかったな。
白魚。
キターーーーーー!!
って感じ♪あるといいなあ、って思ってたので嬉しい♪ちょっとぱっと見、フライドポテトみたいですけどね。食べてみると、白魚の身がふっくらとしていて、超絶美味しい!塩でも天つゆでもイケました。あ、この倍は食べたかった・・。
めごち。あっさりとした白身魚で鱚よりも好き。こちらも衣がしっかりでカラッと揚がっていました。ホクホク感がよかったです。
穴子。右の尻尾は塩で、左の頭は天つゆで食べることをおススメされました。穴子は苦手なのでツレに献上。でも、一口だけ食べてみましたが、他の穴子の天婦羅よりも脂っこさがない!ちょっと衝撃的でした。
野菜は茄子、椎茸、アスパラガス、さつま芋、しし唐から2品選べて、ツレとシェアできるというので、しし唐以外をチョイスしました。
茄子。暑いので注意してください、と言われました。食べてみると、中から茄子のジューシーなおつゆがじゅわっと染み出てきて、これがあっつい!でも、それがウマし!最高でした。
椎茸。こんなデカいのがあるのか?!っていうぐらいのビッグサイズの椎茸。その分、肉厚で、とってもジューシー♪欲を言えば、ここに海老のすり身入れて欲しかった。
さつま芋。ほっくほく♪さつま芋がとっても甘かったです。なにげに、ここにバター載せて食べたかった・・。
アスパラガス。根元は熱いので気を付けてください。と言われました。食べてみると、こんなぶっといアスパラなので、水分量が多く、これも中からジューシーな汁が出てきて、これが熱い!でも美味しい♪一本食べたかったな。
最後は〆のお食事。
お食事、味噌汁、香の物。
貝柱のかき揚げが載った天丼。天茶も選べて、悩んだのですが、今回は天丼に。食べてもみると、タレがたっぷりとつけられていて、結構しょっぱい(笑)でも、貝柱の甘みが感じられて、ごはんが進む味付けでした。
しじみの赤出汁。これも出汁が・・・。いや、ひどくはないんですが、天婦羅が美味しかっただけに残念で。もうちょっと出汁の取り方勉強した方がいいかも。
香の物。キュウリ、蕪など。御飯にピッタリでした。
最後に甘味。
黒豆のゼリー。黒豆はホックリと煮あがっていて、ゼリーはちゅるんとしたのど越しがいいものになっていました。ちょっと最後がしょっぱめだったので、この甘さが嬉しかったです。
以上、テンポよく天婦羅が出てきたので90分ほどで終了。汁系が弱かったけど、出てくる天婦羅がどれも素晴らしく美味しかったです。流石、神様っと言われているだけのことはあります。ただ、税込み22000円というお値段は若干内容からするとお高め感が否めないかも。でも、大好きな鱧や松茸の時期に食べてみたいので、またその時期に伺おうと思います。
さて、明日からまた一週間。何を食べようかな?
住所:東京都江東区福住1−3−1
電話番号:03−3643−8383
営業時間:ランチ平日12:00~ 土日祝11:30~、13:00~
ディナー17:00~、19:00~
※当面の間
定休日:水曜日
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Source: 紅子のセレブなグルメ日記
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