発酵と重曹とベーキングパウダー

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いつか焼いたホットケーキの写真♪
しかししかし今日の本題は
発酵と重曹とベーキングパウダーについて
書いてみようと思います^^

今回はパンにしてもお菓子にしても
生地を膨らませるのに必要な
炭酸ガスのお話しです♪

まずはやっぱり「発酵」から^^
パン酵母(イースト)は出芽(しゅつが)によって増えます。
まさに出る芽。
酵母は水と酸素と最適な温度環境で増えていきますが
この酸素のある環境では酵母の数は増えるけれど
炭酸ガスは発生しないんですね。

ではでは次に
酸素が無い環境ではどうするかと言えば?
酵母は酸素が無い環境では糖を栄養源としても
増える事ができるんですね。
こちらは
パンを焼く人であればお馴染みな方も多いと思います♪
ある意味便利ですね^^

そしてこのほぼほぼ無呼吸状態では
糖を栄養に酵母が増えるとともに
炭酸ガスとアルコールを発生するんです。
これが発酵です^^

そして次は「重曹」
重曹は炭酸水素ナトリウム
重炭酸ナトリウムとも言いますね。

重曹に熱湯を加えたり
水を入れ加熱すると?
熱分解反応で
炭酸ガスと水が発生します。
そして生地を膨らませるんですね。

なので普通の水に溶かしただけでは
熱を加えない限り炭酸ガスは発生しません。
生地を焼いたり蒸したりした段階で
炭酸ガスが発生します。

でも!重曹はアルカリ性なので
酸性と中和する時にも炭酸ガスを発生します。

最後に「ベーキングパウダー」です♪
BPはトップ画像のホットケーキ。
ホットケーキミックスにも入っています。

ベーキングパウダーの中には
色々なものが入っているようですが
この重曹も入っています。
そして酸性剤も入っているんですね。
という事は!?
水が入っただけでアルカリと酸性が中和され
炭酸ガスが発生する事になります。

だけに牛乳や卵などの材料を入れ混ぜ
「あとで焼こう♪」
なんて事が出来ないと言う事です!

時間が経てば膨らまなくなってしまいます。

材料を入れ混ぜて少しすると
生地からプスプスとガスが抜けている
様子は見た事がある方も多いと思います。

そんなこんなで
今日は簡単ではあるものの
炭酸ガスをメインに
発酵と重曹とベーキングパウダーについて
書いてみました♪

重曹やPHと焼き色等についての
もっともっと
突っ込んだ内容は「プレッツェル」レッスンでの
お話しになりますが
パン作りの科学(化学)も面白いのです^^
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Source: パンが主役の”ものづくり”

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