芸術的すぎる一皿。
予報よりもスカッとした晴れではなかったですが、夏を思わせるような暑さとなった一日。でも、湿度がさほどではなかったので、まあいいのかな。
そんな中、ずっと楽しみにしていたディナーにお出かけ。向かったのは、恵比寿にある、。ガストロノミー ジョエル・ロブション。世界にその名前をとどろかせた、ジョエル・ロブション氏のレストランです。氏は3年前に亡くなられてしまいましたが、そのお弟子さんたちによってその名を残したまま、今もトップレベルのグランメゾンとして君臨し続けています。
2年ほど前、某ブランドのご招待で待望のデビューを果たし、いつかディナーに!と誓いながらも、なかなか予約も取れず月日が経ってしまいました。が、このコロナ禍で、営業時間に変更があり、ダメもとで連絡してみたら、運よく予約をGET!めっちゃ楽しみに本日行ってきました。
前回の記事はこちら。
16時30分からのスタート。10分前ぐらいにレストランに着くと、少し別室で待機させられた後、席に案内してくれました。
予約時にコースを決めての事でしたが、最初だったので、プリフィックスのコースに。前菜2,メイン1、デザート1が選べ、それ以外に、アミューズが2つ、チーズ、デザート、ミニャルディーズのワゴンサービスがついて、おひとり様25000円(サービス12%別)です。
私は苦手なものなどが結構あるので、お店の方に色々と聞きながらメニューを決定。今回は追加料金の取られないものの中からメニューを決めました。
程なくして、パンのワゴンが登場。
これよ、これ!楽しすぎる~。パンはすべてレストラン内で焼かれたもの。どれも全部たべたくなるのよね・・。
スペシャリテのプチバゲットとカンパーニュ。これはデフォルトでつきます。ああ、やっぱりウマし。売ってるのと違うのよね・・。
あとは悩んで、イカ墨入りのミルクパン、プチクロワッサン、デニッシュをチョイス。どれも美味しかった!
そして、アミューズの登場。
ラングスティーヌとホワイトソースのホットサンド。これは前回も出てきた、定番のアミューズです。紅白でなんだかおめでたいですよね^^食べてみると、外はカリッと、中は海老のすり身とホワイトソースでとろり、としていて、海老の風味がふわっと広がります。ほんの2口ほどの大きさで、もっと食べたい気分でした。
続いて、キャビア アンペリアル ロブションスタイル。ロブションのアイコンともいえる、スペシャリテの一つ。真ん中はキャビアでその下には蟹のほぐし身が敷かれていて、周りには甲殻類からとった出汁のゼリー、その上にカリフラワーのピュレとパセリのピュレを載せた、もはや芸術レベルの一皿です。前回のものとスタイルは違い、こちらの方が有名な形。いつかこれを生でみたい!と思っていましたが、ようやくご対面で、とっても美味しそう♪
では、実食!!
カニの甘みとキャビアの塩気がいい塩梅。甲殻類のゼリーは旨味たっぷりで、カリフラワーとパセリのピュレの、野菜の甘さとよく合います。見た目も味わいも素晴らしい一皿でした。
前菜1。モリーユ茸のロワイヤル なめらかな白アスパラガスのヴルーテと共に。底にモリーユ茸のいわゆる茶碗蒸しが平たく敷かれていて、その上に白アスパラのピュレ、モリーユ茸がトッピングされていました。温かなスープ状のものですが、ざっくり言ってしまうと、茸風味の茶碗蒸しに白アスパラのピュレが餡掛け状になったもの。口に入れた瞬間に、茸の風味とアスパラの味わいが広がって、とっても美味しい♪見た目よりも結構ボリュームがありましたが、ペロッと食べちゃいました。
前菜2。コシヒカリ米 サフランと海草バターの風味でリゾットに 花野菜のクスクスを散らし、ピメントスとひよこ豆のジュをあしらって。ビーガン対応の一皿という位置づけです。お野菜はロマネスコや黄色や紫のカリフラワー、クラパリーフなどの珍しいお野菜がいっぱい♪海苔も入っていました。食べてみると、海苔があったせいか、洋風お茶漬けチックな味わい。お野菜だけなのですが、奥深い出汁が効いていて、物足りなさを全く感じさせません。お野菜の食感もあって、食べ応えがしっかりでした。
メイン。マナガツオ 黒コショウと共にローストにし、ジロール茸とリコッタチーズのカネロニを添えて。サーモンと迷って、マナガツオに。見た目なんだか照り焼きみたいです。
食べてみると、パサつきがなく、しっとりと焼きあがっていて、バターと少しの醤油で味付けされていて、やや和風テイスト。パセリのピュレで爽やかさが加わって、しっかりフレンチテイストもありました。正直あまり食材としてパッとしないマナガツオがどう変身するのか興味があって、これにしたのですが、あまりの変身っぷりで、流石の一言でした。
カネロニはグラタン仕立てに。中にジロール茸とリコッタ、パセリを合わせたものを詰めて焼き上げていました。イタリアンチックな味わいでしたが、美味しかったです。
これもまたロブションのスペシャリテの一つ、マッシュポテト。クリーミーで滑らか!バターもたっぷりですが、激しくウマし!先日食べたステーキ専門店のマッシュポテトとはレベルが違いました。
チーズワゴン。ここではデフォルトでつくのが嬉しい♪
悩んで、ブリー、エスポワ、ロックフォールをチョイス。食べごろのいい感じのチーズで美味しかったです。
そしてデザート。
マンダリン・プロヴァンス オレンジのムースに、バニラの香る清見タンゴールのマーマレードを閉じ込めて。メニューの中で私が食べられるのはこれしかなかった・・。みかんに見立てたお姿が可愛いです。
周りはホワイトチョコでコーティングされていて、中にバニラムースと清見のマーマレードがとろーり。食べてみると、お口の中に柑橘の爽やかな味わいと酸味が広がって、さっぱり♪結果的には正解でした。
デザートワゴン。さらにワゴンが登場ってすごいですよね。ああ、悩むわ~。
でも、時期的にベリー系が多かったので、ある意味助かった(笑)左上から時計回りに、プリン、レモンタルト、オペラ、ミルクジェラート、レモンソルベ。
レモンタルトはスペシャリテなのでチョイス。レモンの酸味とカスタードチョコのバランスが流石です。プリンはプリンというよりもフラン。上にリンゴが載っていて、これがいらんかった・・・。オペラはコッテリ。ジェラート2種はどちらもふわりとしていて美味しかったです。
とどめのミニャルディーズのワゴン。お腹いっぱいなんだけど、やっぱり食べたい!!
迷って、マドレーヌ、ミルクチョコ、ビターチョコ。甘かったし、お腹いっぱいだったけど、もっと食べたかったなあ・・・。無念。
最後はカモミール。お口の中がスッキリしました。
もう限界まで食べて、動けない!!というほど食べまくりました。でも、どれも流石に美味しく、超満足♪サービスも行き届いていたし、最高峰のグランメゾンと言われるだけのことはありました。お値段高いかな、と思いましたが、この内容をみればむしろ安い!今度は秋口に行ってみようと思います。
さて、明日からまた一週間。何を食べようかな?
住所:東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス内
電話番号:03-5424-1338 又は 03-5424-1347(受付時間 11:00〜21:00)
営業時間:ランチ 土日祝日12:00~14:00(L.O 16:00close)
ディナー 18:00~21:00(L.O 24:00close)
定休日:不定休
※現在営業時間に変更あり。ご確認の上お出かけください。
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Source: 紅子のセレブなグルメ日記
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