尾瀬再び(大清水から尾瀬沼へ)

前回尾瀬へ行ったときは鳩待峠スタートのハイキングでした。

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この初心者ルートが余裕だったので、次の「大清水スタートルートもイケるでしょ」と思った私は甘いっ。そもそも尾瀬は山岳地帯なんですよ、登山のつもりで備えなさい…と過去の私に諭したい。

朝4時過ぎ。夜明け前のスタートです。眠いです(この時点で体調管理がなっていない)。

まずは緩やかな登りの砂利道3kmほど。この区間はシャトルバス(片道700円)が出ていますが(朝4時には出ていないけど)「このくらいなら全然平気!」と(この時は)元気に登ります。

さて、ここからですよ。無料でもらったマップには「初級者トレッキングコース(比較的歩きやすい山道)」とあるのですが、本当に初級者向けなのかなぁと今では思います。

「沢沿いを歩くっていいよねー」と最初は余裕。

あれ。なんか様子が違ってきた。足元が悪くなっていく。

段差が大きい&湿っていて滑りやすい登山道で、キツイ。このルートを選んだことに後悔しながら登ること1時間。

尾瀬沼を臨める三平峠に到着。ひらけた景色に元気が出てきた!

ここから尾瀬沼沿いをぐるっと歩きます。平地&整備された木道はいいなぁ…としみじみ。

燧ケ岳が逆さに映ってキレイ。

週末とはいえ、朝6時頃なので人はあまりおらず、静かです。

大江湿原。山吹色のニッコウキスゲがちらほら。見ごろはもう少し先かな。

かわいいなぁ…と愛でて歩いていたら、転びました。痛い。

写真では白いゴミのように映っていますが、非常に多くのとんぼが飛んでいました。この風景が、映画やアニメの世界のようで感動。

また別の湿原です。綺麗な水草は食虫植物だそうで。ほほー。

平地のまま尾瀬沼を周遊できればいいのですが…登山道再び。

マップでは1.3kmほどの距離ですが、辛かった…。

晴れだから登れたものの、雨の日だったら無理だったかも。

珈琲ゼリー【税込500円】

三平峠に戻ってきました。「おかえり!」と女将ぐんまちゃん。

当たり前なことですが、ゼリーって食べやすい癒しの食べものですね。疲れた身体にスルスル入る。

アイスコーヒー【税込550円】、バナナナッツマフィン【税込450円】

…と言いながら、別の食堂でガッツリなマフィンもいただきました。

コストコのマフィンかなー。他に、ブルーベリーやチョコという見慣れたフレーバーもあったので。

さて、スタート地点の大清水へ戻ります。またこの登山道を歩くのか…。

気を付けて下りていたのに、今度はぬかるみで転びました。みんな上手に下りるなあ。泥んこになっているの私くらいですよ…とほほ。

泥だらけおばさんのくせに、登山中のすれ違う人から「あとどれくらいですか?ぜえぜえ」と話しかけられると「まだまだあります」と正直に答えたり。「こんなはずじゃなかった…」って思うよねー。私もです。

草をはむはむするシカさんに遭遇。野生のシカは顔つきというか眼光が鋭くて、こわい。

この登山道の途中に「岩清水」という飲水できる湧水があるのですが、私は行きも帰りも気づかず通り過ぎてしまいました。キョロキョロすると転ぶのでね。転んだけど。

なんとか最後の砂利道に戻ってこれました。この道が一番ぼーっと歩けたかも。

周囲はうっそうとした森で、その深い緑と、その下を勢いよく流れる川を見て「人は死のうと思えば簡単に死ねるな」と思ったのでした。夏になり、毎日のように山の事故が起きていますよね…。「初級者向けの山」なんてないんじゃないかと思います。山は危険と隣り合わせ。

塩ミルクソフト【税込550円】

大清水に戻って来て、ちょっと水っぽいジェラートを。甘味も塩味も控えめでした。

以上、思っていたよりもずっと大変だった、大清水~尾瀬沼コース。体力には自信があったし、20代の頃は元気に富士山も登れたけれど、40代になった今、登山はもう無理だなあと気づいたのでした。

とはいえ、今回も雄大な自然を堪能できて、美しい景色に癒されました。何だかんだ楽しかったです。

秋になったらまた行きたいけれど、その時は鳩待峠ルート一択だわ。

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