明治22年(1889年)に創業した、
老舗洋食レストラン「東洋軒」
創業者は伊藤 耕之進氏
東京三田四国町に
肉料理専門店「今福」を開業したのが始まりです
その後、明治30年(1897年)、
伊藤博文氏や歴代の閣僚の勧めにより、
「今福」の隣に開業したのが、
西洋料理店「東洋軒」でした
「東洋軒」は、
「精養軒」、「中央亭」などとともに
日本の洋食文化の草分けとなり、
宮内省御用達として、
皇居内の晩餐会等にも出張していました
その後、昭和3年(1928年)、
百五銀行頭取で陶芸家・政治家でも知られる、
川喜田 半泥子氏の勧めにより、
三重県津市の百五銀行4階に
「東京東洋軒出張所」を開設
初代料理長に猪俣 重勝氏が就任しました
猪俣 重勝氏は、
東京から遠く離れた三重の地で、
西洋料理文化を普及させました
創業以来続く、
東洋軒名物「ブラックカレー」は、
初代料理長の猪俣 重勝氏が、
川喜田 半泥子氏に、
「黒いカレーができないか?」と
提案されたことがきっかけで誕生しました
猪俣 重勝氏が、
長い間研究を重ね、
苦労の末に作り上げた、
東洋軒伝統の味「ブラックカレー」
「ブラックカレー」は、
3週間かけて松阪牛の背脂と小麦粉、
玉葱などをじっくり炒め、
さらに野菜などを加えて煮込み、
完成までに約1ヵ月かかります
真っ黒になったルーはその見た目とは違い、
松阪牛肉本来の甘みや旨味が引き立つ
まろやかな味わいです
熟練の技と手間ひまかけた伝統の味「ブラックカレー」
東洋軒伝統の「ブラックカレー」を
少し甘めの生地で包んだスナック感覚のパンが、
ブラックカレーパンです
ブラックカレーパンは、
東洋軒オンラインショップで購入できますが、
今回は西武池袋本店で購入しました
価格は1個411円(税込)
西武食品館地下1階(南B11)=おかず市場 特設会場
三重の食フェア
2022年3月29日(火)まで開催
ブラックカレーパンは、
NIKKEIプラス1何でもランキング、
カレーパン部門全国第10位に選ばれました
以下の召し上がり方に従って食してみたいと思います
表面はカリッと香ばしく、
中はしっとりもっちりもちもち。
少し甘みのある生地に
甘みやコク、旨みのあるブラックカレー。
真っ黒で細長い独特のフォルムで、
異彩を放つカレーパンですが、
その見た目とは裏腹に、
誰でも食べやすい味と食感です。
甘くて辛くなく、そして、あぶらっぽくない。
少し物足りない感じがありますが、おいしい。
スパイスが効いた深みのあるブラックカレーが良い味。
気になる方は、
ぜひお試しくださいね。
満足度 ★★★☆☆ 星3つ
【東洋軒 本店】
住所:三重県津市丸之内29-17
電話:059-225-2882
営業時間
11:00-14:30 (Order Stop 14:00)
17:00-21:30 (Order Stop 20:30)
定休日:月曜(月曜祝日の場合は翌火曜日)
NIKKEIプラス1何でもランキング、
カレーパン部門全国第3位、
カレーパングランプリ金賞受賞、
そして、楽天ランキング1位を達成した
細長い独特のフォルムの
もとむのカレーパンもおいしいですよ
Source: パン食べ歩きパンレポブログ
コメントは受け付けていません。