また来年まで!
台風の影響もあって、ザっと強く雨が降ったり止んだりの、不安定なお天気だった一日。予報よりも西側に進路を変えたので、関東は直撃を免れそうですが、上陸しそうな地域は心配ですね。被害がでないといいのですが。
そんな中、気になるメニューがあったので、それを食べにお出かけ。向かったのは、溜池山王にある、ANAインターコンチネンタルホテル東京内の日本料理 雲海。チラチラとホテルレストランのメニューを見ていたら、こちらでまだ鮎が食べられる会席があったので、これは食べたい!!と慌てて予約をして行ってきました。
なんと5年ぶりの訪問!!コロナで随分長い間休業したりしていたので、こんなに時間が空いてしまいました。
前回の記事はこちら。
いつもは結構静かでしたが、今日は近くでコンサートがあったり、お盆休み中ということもあって、お天気はよくなかったけれど混みあっていました。
メニューです。
鮎の炭火焼きに鮎の釜炊き御飯だけで、個人的には後は正直どうでもいい(笑)でも、どれも美味しそうなので、とっても楽しみです。
予約時にドリンク付きだったので、固定のものから一つをチョイス。
選んだのはノンアルコールスパークリングワイン。微炭酸で甘さは控えめ。やや酸味があって、ちょっと苦手なタイプでした。
程なくして最初のお料理が運ばれてきました。
先付 蓮の葉盛り 菱蟹と汲み湯葉 雲丹たまご西京漬け あすぱら 旨出汁のじゅれ つる紫の花。大きな蓮の葉に汲み上げ湯葉、菱蟹を乗せ、その上に西京漬けのたまごと雲丹を乗せてありました。そして、アスパラとつる紫の花、周りに出汁のジュレを散らしてありました。見た目美しく、涼やかで、とっても美味しそう♪
では、実食!!
雲丹は苦手なので、そこはツレに献上。ぎゅっと硬めの湯葉に味噌風味のタマゴ、つるんとした出汁のジュレが絡み合ってとっても美味しい♪見た目だけでなく、お味もよかったです。これから先のお料理が楽しみな感じでした。
御椀 辛味大根煮卸し仕立て 福子と黒帯素麺 パプリカ水仙 小めろん 口、青振り柚子。福子とはスズキの成魚になる前の名前で、セイゴ→フッコ→スズキの順番に名前が変わります。鰤と一緒ですよね。その福子を焼いて、辛味大根、素麺、小メロンをパプリカで色付けした葛で覆ったものです。お出汁に浸っていましたが、福子の皮目がパリッとしていて、スズキよりもあっさりとしていました。辛味大根のちょっとした辛味と、葛のつるんとした食感、素麺が入っていて、ちょっとにゅう麺のような御椀に仕上がっていて、美味しかったです。
造り 季節の恵3種 芽物いろいろ 有東木の山葵 土佐醤油。お魚はマグロ、鱧の湯引き、ヒラメ。それに芋茎、茗荷、茄子の塩もみが添えられていました。鱧が入っててくれてとっても嬉しい♪名残の鱧、やっぱりいいですね。後の2つはツレに献上。茄子が旨味がぎゅっと詰まってて、美味しかったです。
そしてメイン!!
焼物 活け鮎炭火焼き 燕生姜 岩手蔵出し味噌 山桃蜜煮 蓼酢。葉っぱのいい香りが漂ってきて、キターーーーーー!って感じです。
燕生姜 岩手蔵出し味噌 山桃蜜煮と一緒に。
アップです。今回の鮎は栃木の那珂川の鮎との事。例年ならこの時期はもう鮎は終わってるそうなんですが、今年は豊漁ということでまだ提供できたんです、と別のテーブルでお話しているのが聞こえてきました。ありがたや~!って感じです。
食べてみると、とっても小ぶりですが、その分旨味がぎゅっと詰まっていて、骨も柔らかく、頭から尻尾まで全部食べられました!内臓のほろ苦さもいいですね。泥臭さも一切なく、この時期とは思えないほどの美味しい鮎でした。一人2本でしたが、4本ぐらい一人で普通に食べたかったかも。
進肴 吸いとろ 蒸し蝦夷鮑 玉蜀黍掻き玉じゅんさい とまと 花穂紫蘇 溶き山葵。とろろの上に、蒸し蝦夷鮑、トマト、玉蜀黍の掻き玉(かき揚げみたいな感じ)、じゅんさいなどが乗せられていました。鮑はあんまり得意でない旨を伝えると変更してくださる、といっていただけたのは嬉しかったのですが、
出てきたのが更に苦手な鰻でした・・・oz「大丈夫でしたか?」と言われましたが、すでに出来上がって出されたものに「いえ、これもダメです」とは口が裂けても言えず、ありがとうございます、と言って、結局ツレと交換して、鮑の方を食べました。まあ、鮑は絶対ムリ、というものではなかったので、普通に食べました。美味しいかどうかは分かりませんけど。でも、とろろや甘みの強かった玉蜀黍など、他のものは美味しくいただけました。
合肴 近江牛しゃぶしゃぶ 茄子と無花果 胡麻浸し 一六ささげ 花山椒。また全然想像と違うものが出てきた!(笑)さっと湯通しした近江牛に、揚げた茄子やいちじく、十六ささげを乗せ、ゴマダレがかかっていました。無花果はパス。近江牛は流石にしっとりと柔らかく、確かなお味。ただ、私にはちょーっと脂っこく、赤身がよかったなあ・・。でも、ゴマダレが美味しかったです。
その途中、炊きあがったという御飯を見せてくれました。
鮎の釜炊き御飯。ちゃんと釜で炊いてあって、さっきの鮎が4本も!!とーってもいい香り♪このままだと内臓の苦味が食べづらい、との事で、この鮎を叩いて調理してくれました。
その出来上がったのがこちら。
無残なお姿に・・・。見栄え的にはあんまりよろしくないですね^^そしてよそってセッティングしてくれたのがこちら。
食事 鮎の釜炊き御飯 しじみの赤出汁 香の物 添え 鞘巻海老の天婦羅と万願寺唐。天婦羅のおかずまでついちゃって、とっても豪華♪
鮎の御飯です。お魚が入ってるのに、全く臭みがなく、鮎らしいいい香りにウットリ♪硬めの炊きあがりで炊き込みご飯にはちょうどいい硬さです。どこを食べても鮎の旨味が味わえて、おこげが最高に美味しかった!!
天婦羅は海老、平茸、万願寺唐辛子。塩が添えらえられていたので、それで食べました。さっくりと揚がっていて、海老の甘味が最高でした。
香の物。柴漬けや大根など。御飯のお供にピッタリでした。
シジミの赤出汁。御椀でも感じたんですが、こちらはちょっと出汁が弱いところが残念。お味噌は美味しかったです。
最後は水菓子。かき氷で2種類あったので、両方頼んでみました。
水菓子 とまとの蜜煮かき氷 季節の恵み果実いろいろ。私はこちらをメインに食べました。とまとのかき氷なんて珍しくてどんな味が気になったんです。しかし、デザートなのに、甘味処でおやつに出てくるような普通サイズな量にビックリです。
中には密煮にしたトマトが一個丸ごと入ってました。食べてみると、トマトとは思えないほどの甘さでビックリ!もちろん、密煮にしてあったり、練乳がかかったりはしてますけど、トマトももはやスイーツとして使っても全く違和感なくなってました。甘すぎず、サッパリしていて、美味しかったです。ちなみに果物はシャインマスカットと葡萄、それに白玉が載っていました。
こちらが抹茶のかき氷 季節の恵み果実いろいろ。辻利の抹茶を使っていて、つぶあんや白玉、果物はシャインマスカット、葡萄、りんご、スイカ、パイナップルが載っていました。結構キリっと抹茶の苦味が効いていて、あんこの甘さでちょうどよくなります。まあ、こちらは王道なお味でした。
この時期に鮎が食べられて大満足♪この内容でこのお値段ならかなり良心的かな、と思いました。来月から秋メニューになるということで、大好きな松茸が出ていたら食べに行こうと思います。
さて、明日からまた一週間。何を食べようかな?
住所:東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京 3F
電話番号:03-3505-1185
営業時間:11:30~15:30 (13:30L.O.) 17:00~21:00 (19:00L.O.)
定休日:火・水
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Source: 紅子のセレブなグルメ日記
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