栗拾い第六弾！お重入りが新鮮な和風アフタヌーンティー＠The Palace Lounge

和風もいいね♪

お天気がよく、その分気温や湿度が高くて、蒸し暑くなった一日。暑さ寒さも彼岸まで。これで暑さが落ち着てくれるといいのですが。

そんな中、気になるアフタヌーンティーがあったので、それを食べにお出かけ。向かったのは、パレスホテル東京内にある、The Palace Lounge。こちらで今月から、金沢の老舗御菓子司「吉はし」とのコラボレーションアフタヌーンティー、「金沢のおもてなし」アフタヌーンティーの提供が始まったので、食べてみることにしました。

１７時からという遅いスタートがあるのは有難いです。少し早めについてしまいましたが、ラウンジ自体は営業中だったので、店内に案内してもらえました。

とっても広々とした席を用意してくれて、席間隔も広く、感染対策は万全でした。

メニューです。

ドリンクはお替り自由。カップでのサービスなので、色々と楽しめそうでした。

程なくして、最初のスイーツの登場。

落雁薪の里（左）・福良雀（右）。写真を撮り忘れましたが、これと一緒に天野茶店の加賀棒茶が供されました。薪の里の方が甘さ控えめ、と言われましたが、実際食べてみると、結構甘い（笑）でも、和三盆を使っているので、上品な甘さでした。加賀棒茶も香ばしく、落雁とよく合って美味しかったです。

そしていよいよお重の登場。

アフタヌーンティー「金沢のおもてなし」。「金沢の名店【吉はし菓子所】とパレスホテル東京との秋限定のコラボレーション五感を通じて味わう『最上質の日本』を3段の漆塗り重箱で提供いたします。旅に出ることが難しい今だからこそ、東京にいながらにして金沢の食体験を通じた旅気分をご堪能ください。」との事。洋風のアフタヌーンティーは色々と食べてきましたが、和風スタイルは初めてです。スタンドスタイルとはまた違い、しっとりと重厚な感じがして、とっても美味しそう♪

では、実食！！

以下、個別に。

パレスホテル東京セイボリーの段。５種類のセイボリーが入っています。

五郎島金時芋ご飯。御飯に小さく角切りにした金時芋と黒ゴマがかかっていました。モチ米も少しだけ入っていたのかな？結構もっちりな御飯で、お芋のほんのりとした甘さが広がりました。ただ、器の中にピッタリ入り込んでしまっていて、若干の食べづらさがありました。そうせなら、一口おにぎりにでもしてもらった方が食べやすかったかも。

百万石しいたけと加賀蓮根金時草のロワイヤル。いわゆる、あんかけタイプの茶碗蒸しです。椎茸からのいいお出汁が出ていて、ゆるん、と柔らかな仕上がりの茶碗蒸しは好みの硬さ。加賀蓮根のシャキシャキとした食感がいいアクセントになっていて、美味しかったです。

加賀太きゅうりのサジキとズワイ蟹。キュウリのヨーグルトソースはとっても滑らかで、蟹の風味と味わいがふわっと広がって、蟹好きにはたまらなかったです。

スモークサーモンとクリームチーズのロールサンド。雑穀入りのパンにスモークサーモンとクリームチーズを巻いたものです。テッパンの組み合わせで間違いないお味でした。

柿とプロシュート。生ハムとメロンの組み合わせは定番ですが、柿との組み合わせは初めてです。でも、メロンよりも甘さが程よい柿と生ハムの塩気が意外とマッチ！メロンよりもこっちの方が好きかも。

パレスホテル東京スイーツの段。

能登志賀ころ柿のパンナコッタ。上に柿入りソース、中に柿のコンポートが入っていました。柔らかめのパンナコッタで、柿の上品な甘さがちょうどよかったです。

ルビーロマンのジュレ。ちゅるん、とした仕上がりのゼリーで、巨峰系のブドウよりも甘くないところが好きです。金箔が載っていて、豪華な仕上がりでした。

打木赤皮甘栗南瓜 (うつぎあかがわあまぐりかぼちゃ) のモンブラン。初めて聞くかぼちゃの種類です。食べてみると、スイーツみたいに甘いかぼちゃでビックリ！栗のようなホックリ感もありました。タルト生地がサクサクしていて、美味しかったです。

白味噌のスコーンと生醤油のコンディメント。

白味噌のスコーンはほんのりと味噌の香りがして、珍しいスコーンです。

生醤油のコンディメント。スコーンにつけて食べてください、と言われました。

つけてみると、生醤油のコンディメントはみたらしの餡のようなお味で、白味噌のスコーンと合わさると、甘じょっぱくなって、スコーンでこんなお味は初体験。かなり気に入りました。

五郎島金時と抹茶のフィナンシェ。しっとり系のフィナンシェで、抹茶の風味がかなりしっかり。好みなタイプでした。

石川産無花果とパッションフルーツのムース。無花果が邪魔で、載っていただけだったので、その所だけツレに献上。中のパッションフルーツのムースは、ふわふわっとした、マシュマロみたいな食感で、パッションフルーツの酸味が、甘いスイーツの中で一休みみたいになってよかったです。

御菓子司「吉はし菓子所」の和菓子の段。

栗金団。まさに栗１００％の栗金団。栗と砂糖のみで作ったものでした。ほっくりとした栗の食感と風味がお口中に広がって、栗好きにはたまらないです。甘さも栗のお味の邪魔にならない程度になっていて、流石でした。

イチョウの寒氷、紅葉の生砂糖、煎餅。一番下にイチョウの寒氷が隠れてます。砂糖のお菓子なので、どれも結構な甘さでしたが、この形の素晴らしさに感動でした。

くるみ餅と流水の生砂糖。くるみ餅はちょっとだけ食べてみたけど、やっぱり好みでなかったのでツレに献上。もっちりとした食感の中にくるみのコリコリっとした食感がアクセントになっていました。流水の生砂糖は砂糖細工で、こちらも甘かったです。

千代見草。練り切りのお菓子です。中はこしあん。あまりの美しいお姿にしばし感動して見入ってしまいました。洋菓子もステキなビジュアルのものがありますけど、和菓子のこの繊細な作りというのも引けを取らずに芸術的です。思ったよりも甘さは控えめで、練り切りなのに出来立てなためにすっごく柔らかくて、美味しかったです。